台風14号は、明日18日に沖縄・奄美に最接近する見込みです。急激に風が強まり、荒れた天気になるでしょう。20日~22日頃は秋雨前線が本州付近に停滞し、前線の活動の程度等によっては警報級の大雨になるおそれがあります。3連休の天気に大きく影響しますので、最新の気象情報にご注意ください。
●台風14号 明日18日夕方~夜 沖縄・奄美に最接近
今日17日午後3時現在、「大型」の台風14号は日本の南を1時間に45キロの速さで北西に進んでいます。今後はさらにスピードアップをしながら西よりに進み、明日18日に沖縄・奄美に最接近する見通しです。
今回の台風の特徴は、「比較的速いスピード」で沖縄・奄美に最接近することです。明日は風が急激に強まり、海では大シケになるでしょう。
【風】沖縄・奄美では、明日は何かにつかまっていないと立っていられないほどの「非常に強い風」が吹き荒れるでしょう。台風が去った後、明後日19日も吹き返しの強い風が吹きそうです。
【波】大東島地方では明日朝から、沖縄本島地方では明日夕方から、奄美の沿岸海域では明日昼過ぎから夜遅くにかけて大シケになるでしょう。うねりを伴った高波に警戒してください。
【雨】台風接近前から湿った空気が流れ込むため、沖縄や奄美では今夜から雨の降る所が多く、明日は台風本体や周辺の活発な雨雲がかかるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水などにご注意ください。
台風の進路等によっては警報級の暴風や大雨になるおそれがありますので、最新の台風情報をこまめにチェックしましょう。
●3連休 大雨になる所も 交通への影響が出るおそれ
21日~23日の3連休は、東北から九州の広い範囲で雨が降るでしょう。21日~22日頃は前線に向かって雨雲の元になる「暖かく湿った空気」が流れ込むため、大雨になる所がありそうです。前線の活動の程度等によっては警報級の大雨になるおそれがあります。交通への影響が出るおそれもありますので、3連休にお出かけを予定されている方は最新の気象情報にご注意ください。
北海道付近では20日に一時的に西高東低の冬型の気圧配置になり、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。大雪山系など標高の高い山岳からは初冠雪などの冬の便りが届くかもしれません。
沖縄は新たな熱帯擾乱の影響で、雨の降る日が続くでしょう。土砂災害などに、引き続き注意が必要です。
●20日まで異例の暑さが続く 東京都心も記録更新か
東海から九州では、20日にかけて猛暑日(最高気温が35℃以上)の続く所が多いでしょう。東京都心も35℃くらいまで上がる日があり、猛暑日の最晩記録を更新する可能性があります(これまでの記録9月12日)。
屋外で長い時間作業される方や、運動会の練習など屋外で活動する際は、夏場と同様の熱中症対策を行いましょう。
21日以降は猛烈な暑さは収まるものの、30℃くらいまで上がる日もありそうです。この期間はさらに湿度が高くなるため、熱が体にこもりやすく、熱中症にかかるリスクが高まります。体調管理にお気をつけください。
なお、最低気温は東京都心でも20℃を下回る日があり、東海から九州でも22℃前後まで下がるでしょう。羽織る物などでうまく調節してください。
●9月の終わりが近づいても 熱中症対策が必要
25日以降は、東北や関東では前線や湿った空気の影響で、曇りや雨の日が多いでしょう。極端に暑くなる日はありませが、関東ではムシムシとした暑さが続きそうです。
東海から九州、沖縄は晴れる日が多く、最高気温が30℃以上の真夏日の所が多いでしょう。9月も終わりに近づいていますが、熱中症対策がまだ必要です。