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神戸市で今年19日目の猛暑日 年間最多記録を更新 9月中旬も猛暑日続出


今日9日も関西では厳しい残暑が続き、京阪神では各地で猛暑日となっています。神戸市では、今年19日目の猛暑日となり、年間猛暑日日数の最多記録を更新しました。もうじき9月も中旬に差し掛かりますが、まだまだ猛暑日が増える所もありそうです。引き続き、熱中症に警戒してください。

●神戸市で19日目の猛暑日 1994年の記録を更新

今日9日の14時現在、関西では気温を測るアメダス64地点のうち、約3分の1くらいの地点で猛暑日となっています。大阪府堺市の37.3℃、兵庫県福崎町の36.9℃のほか、京阪神も各地で猛暑日となっています。

神戸市では、2週間ぶりに最高気温が35℃に達し、今年19日目の猛暑日となりました。これで1994年に記録した18日の記録を抜き、統計が始まった1896年以降で猛暑日が最も多い年となりました。

以下は、関西の主要地点の今年の猛暑日日数、()内は過去の最多日数と記録年です。※9月9日14時現在
・大阪市  37日 (31日、2010年)
・京都市  45日 (43日、2023年)
・神戸市  19日 (18日、1994年)
・彦根市  20日 (22日、2018年)
・奈良市  39日 (30日、2010年)
・和歌山市 22日 (22日、1967年)

ご覧のように、神戸市のほかにも、大阪市と京都市、奈良市はすでに更新中で、和歌山市もタイ記録となっています。

●この先も猛暑日続出 熱中症に警戒

上記のように、すでに各地で記録的な暑さとなっていますが、向こう一週間程度も残暑が厳しく、猛暑日が続出する見込みです。大阪市と京都市、舞鶴市、奈良市などは、35℃以上の日がほとんどでしょう。

9月もすでに1週間余りが経過し、そろろそ中旬に差し掛かろうかといったところですが、まだまだ猛暑が収まる気配がありません。新学期が始まり、秋の運動会が控える学校や幼稚園などもあるかと思いますが、屋外での長時間の練習は控え、こまめに休憩を摂るようにしてください。

●熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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