熱帯低気圧が沖縄県付近を北上し、明日19日(月)にかけて沖縄では所々で激しい雨が降るでしょう。週後半は前線が本州付近に延び、雨の降る所が多くなりそうです。
●沖縄付近を熱帯低気圧が北上 激しい雨に注意
今日18日(日)、沖縄付近には熱帯低気圧があり、沖縄は所々に活発な雨雲がかかっています。1時間雨量は沖縄県波照間島では41.5ミリと激しい雨が降りました。新石垣空港や多良間空港では25.0ミリと土砂降りの雨となりました。
明日19日(月)にかけて熱帯低気圧は先島諸島付近から本島地方の西を北上するでしょう。沖縄本島地方と先島諸島では、明日19日(月)にかけて断続的に雨がが降り、局地的に雷を伴って激しい雨が降る見込みです。土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。
●前線が停滞 暖かく湿った空気が流れ込む
21⽇(水)からから23⽇(金)は、低気圧が⻩海付近から北海道の北を北東進し、前線が本州付近に延びるでしょう。⽇本の南は太平洋⾼気圧が張り出すため、本州付近は南⾼北低の気圧配置となって、南よりの暖かい空気が流れ込みやすくなりそうです。24⽇(土)から25⽇(日)にかけても本州付近に前線が停滞し、暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。
●雨の降る日が多い
この先、全国的に雲が広がりやすく、雨の降る日が多いでしょう。23日(金)頃から、北海道から東海を中心に雨量が多くなる恐れがあります。最新の天気予報をご確認ください。
●激しい雨って どんな雨?
激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。
激しい雨が降ると予想される所では(激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。