向こう2週間は、雲が広がりやすく、雨が降る日が数日続く所もあるでしょう。日差しが控えめでも、暑さが収まることはなさそうです。台風シーズン真っ只中です。今後、南シナ海やフィリピンの東を中心に対流活動が活発になる見込みです。この海域で、台風など熱帯擾乱が発生することがあるかもしれません。熱帯擾乱が、沖縄の南や日本の南を北上する場合は、発達しやすいでしょう。
●18日~24日 雲が広がりやすく雨が降ることも 暑さ一向に収まらず
向こう一週間は、本州付近は低気圧や前線の影響を受けやすいでしょう。日本の南では、太平洋高気圧が西へ張り出しを強めるため、西日本や東日本を中心に暖かい空気が流れ込みやすくなります。
全国的に雲が広がりやすく、雨が降る日が続く所もあるでしょう。
日差しは控えめでも、九州から関東を中心に、最高気温は35℃くらいまで上がるなど、猛烈な暑さが続く所もある見込みです。夜も気温が25℃を下回らず、不快な暑さが続きます。福岡では最低気温が30℃を少し下回る程度の日もある予想です。
昼夜を問わず、エアコンを使用するなど、万全な熱中症対策をとってください。
北海道では、22日頃まで極端な暑さはありませんが、次の週末は、札幌で最高気温が30℃くらいまで上がるなど、暑さがぶり返すでしょう。
22日は、二十四節気のひとつ「処暑(しょしょ)」。厳しい暑さは峠を越し、朝夕には涼しい風が吹く頃です。
この先、季節を分ける前線が、20日から21日に大陸から日本海に延び、ちょうど22日から23日に北海道や本州付近を通過する見込みです。気圧配置をみる限りでは、秋の気配のようにもみえます。ところが、日本列島に涼しい空気をもたらすということではなさそうです。
●25日~30日 厳しい残暑続く
この期間は、シベリア付近で気圧が低い見込みです。日本の南では、太平洋高気圧の西への張り出しが続くため、日本列島に暖かい空気が流れ込みやすいでしょう。
広く曇りや雨の日が多い見込みです。晴れマークでも、安定した晴天とはならず、雨雲がわくことがあるでしょう。
厳しい残暑は続きます。札幌でも最高気温が30℃くらいになる日がある予想です。朝夕に涼しく感じられる日もまだ先になりそうです。
●台風シーズン 南海上の海水温高く 台風など熱帯擾乱は発達しやすい
今日17日、日本の東を北東へ進む台風7号は、19日までに温帯低気圧に変わる見込みです。
南西諸島付近に熱帯低気圧がありますが、近々台風に発達することはないでしょう。
向こう2週間では、23日頃から、南シナ海やフィリピンの東を中心に対流活動が活発になる見込みです。この海域で、台風など熱帯擾乱が発生することがあるかもしれません。
沖縄の南や日本の南の海面水温は30℃以上で、平年より3℃くらい高い海域もあります。熱帯擾乱が、この海域を北上する場合は発達しやすいでしょう。
台風シーズン真っ只中です。いざ避難する場合に備えて、避難場所や避難経路を確認しておくとよいでしょう。