九州から関東を中心に、この先も残暑が厳しい予想です。特に名古屋は体温を超える暑さが続き、熱中症に厳重な警戒が必要です。
●関東以西は危険な暑さが続く
明日15日以降も、各地で引き続き残暑が厳しい見込みです。特に九州から関東では暑さの勢いが衰えず、危険な暑さとなる所が多い予想です。
気象庁と環境省は今日夕方、九州から関東の29県に対して、明日15日を対象とした「熱中症警戒アラート」を発表しました。
名古屋では今日14日まで21日連続の猛暑日となっていますが、この先も少なくとも1週間は最高気温が35℃を超えそうです。連日体温を超える暑さとなるため。昼間は外出を控えたり、室内では冷房を使用するなど、熱中症に厳重な警戒が必要です。
また、気象庁は昨日13日、全国各地に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。8月下旬にかけても気温が高い予想で、今のところ暑さの出口が見通せない状況になっています。
なお、昼間だけでなく、夜も気温があまり下がりません。朝晩もしっかりと暑さ対策が欠かせません。
●台風通過前後の気温変化に注意
東日本から東北では16日~17日にかけて、台風7号が強い勢力で接近するおそれがあります。各地で大雨や暴風となり、お盆休み終盤の交通にも大きな影響を及ぼす可能性があり、厳重な警戒が必要です。
台風の接近する16日は、最高気温が東京や仙台で一時的に下がるものの、台風の通過後は再び暑さが戻る予想です。特に東京では、16日と17日で最高気温が10℃近く変化する見込みです。
ただでさえ連日の暑さで体に負担がかかっていますので、いつも以上に体調管理に注意した方が良さそうです。
●熱中症をおこさないために
熱中症を起こさないように、暑い時間帯の運動は中止したり、室内では適切に冷房を使用することが大切です。
一方、台風7号の接近に伴って、停電の発生が心配されます。一年で最も暑い季節のため、停電になり冷房が使用できなくなる場合に備えておきたいものです。冷凍庫に水を入れたペットボトルを凍らせておいたり、冷却グッズを準備するのも対策の一つになります。
また、停電時にスマホの充電やハンディファンを使うために、モバイルバッテリーを充電しておくことも重要です。