ドジャースが、今オフにFAとなるテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)に対しクオリファイング・オファー(QO)を提示したと4日(日本時間5日)、ESPNなど複数メディアが報じた。今年のQOの金額は過去最高の1年2105万ドル(約31億6000万円)。QOに応じるかどうかの回答期限は19日(同20日午前5時)となっている。
ヘルナンデスは昨季終了後にマリナーズからFAとなり、ドジャースと1年2350万ドル(約35億3000万円)で契約。今季は打率2割7分2厘、自己最多33本塁打、99打点、OPS.840を記録し、7月には自身2度目のオールスターに選出された。優勝パレードが行われた日には「ドジャース(との再契約)が最優先。戻ってくるために全力を尽くすよ」と、残留を望むコメントをしていた。
QOはオフにFAとなる選手に対して所属球団が1年契約を提示する制度で、選手が拒否した場合は、旧所属球団が契約先球団から見返りとしてドラフト指名権を譲渡される。提示額は年俸上位125選手の平均額で算出される。QOは拒否されるのが通例で、制度が導入された2012年以降、計131人がQOを提示されたが、受け入れたのはわずか13人のみ。昨オフにはドジャースに移籍した大谷翔平投手がエンゼルスからQOを提示されたが拒否した。
ESPNによると、QOを提示されたのはヘルナンデスに加えてヤンキースのソト外野手、アストロズのブレグマン内野手、メッツのアロンソ内野手ら計13人。ドジャースのウォーカー・ビューラー投手、ヤンキースのグレイバー・トーレス内野手らはQOを提示されなかった。
QOを提示された選手は以下の通り。
テオスカー・ヘルナンデス外野手(ドジャース)
フアン・ソト外野手(ヤンキース)
アレックス・ブレグマン内野手(アストロズ)
ピート・アロンソ内野手(メッツ)
ショーン・マナイア投手(メッツ)
ルイス・セベリーノ投手(メッツ)
ニック・マルティネス投手(レッズ)
アンソニー・サンタンダー外野手(オリオールズ)
コービン・バーンズ投手(オリオールズ)
マックス・フリード投手(ブレーブス)
ウィリー・アダメス内野手(ブルワーズ)
ニック・ピベッタ投手(レッドソックス)
クリスチャン・ウォーカー内野手(ダイヤモンドバックス)