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【ソフトバンク】引退決断の和田毅「辞める時に後悔をしない準備を」身を引く覚悟について語っていた言葉


ソフトバンクの和田毅投手が現役引退を発表しました。今季は怪我に苦しみつつも一軍復帰を果たし、中継ぎとして活躍しましたが、再び故障で離脱。球団は来季も契約を更新する予定でしたが、和田は自身の意思で引退を決めました。松坂世代最後の現役選手として、多くの思いを胸に決断を下しています。和田は過去に引退について、後悔しないように準備をしたいと語っていました。本日午後5時に引退会見が行われる予定です。

ソフトバンク対西武 6回表を無失点に抑え、笑顔でベンチへ戻る和田(2024年9月25日)

ソフトバンク和田毅投手(43)が5日、現役引退を発表した。

日本シリーズ終戦から2日後、「最後の松坂世代」があまりに大きな決断を下した。球団は来季も契約を更新する方針だったことは確実。和田本人の意向を待つだけだったが、和田は「引退」を選んだ。

かつて和田は日刊スポーツの単独インタビューで「現役引退」について語ったことがある。それは松坂大輔氏が引退した21年オフだった。

和田 大輔に限ったことではないんですけど、何人かの同級生がここ数年で引退を表明しました。当然悔いがあったり、投げたかったけど投げられなかったことはあったと思う。でも最後はみんなやりきった表情をしているんですよね。僕自身も(引退が)いつになるかまだ分からない。それは今年かもしれないし、来年かもしれない。でも、「まだやりたかったな」っていう辞め方はしたくない。けがをしても「あぁ、これはやりきったな」と思えるような野球人生で締めたい。それはどれだけ自分がプレーをするために時間を費やしてきたか次第だと思う。これからも毎年そうですけど「辞める時だな」って思った時に後悔をしない準備をしていきたいと思います。

引退会見はきょう午後5時にみずほペイペイドームで行われる。後悔の言葉はないはずだ。

苦しい1年だった。本拠地開幕投手に決定しながら足の指のマメなどで出遅れ。今季初登板から3試合は2勝0敗、防御率2・12と奮闘したが、その後は2試合連続4失点。7月6日に2軍再調整となった。降格後は左膝痛などに悩まされ、9月25日に1軍復帰。中継ぎとしてプロ初ホールドをマークしたが、最後は左足付け根付近を痛めて離脱。日本シリーズの登録40人枠には入らず、別メニュー調整を続けていた。

◆和田毅(わだ・つよし)1981年(昭56)2月21日、島根県生まれ。浜田では97、98年夏の甲子園出場。早大から02年ドラフト自由枠でダイエー入団。03年に14勝で新人王。10年最多勝、MVP、ベストナイン。11年オフにFAでオリオールズ移籍。14年カブスでメジャーデビュー。16年にソフトバンクに復帰し、最多勝、最高勝率。昨季は球団最年長勝利を含む8勝。04年アテネ五輪、06年WBC、08年北京五輪日本代表。「松坂世代」で最後の現役選手。179センチ、80キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸2億円。

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