今日26日、山形県を流れる最上川の中流で氾濫が発生しました。ただちに命を守る行動をとってください。
●最上川で氾濫発生
新庄河川事務所と山形地方気象台は、今日26日午前4時20分、山形県を流れる最上川中流・戸沢村蔵岡地区(左岸)付近において氾濫が発生したと発表しました。
山形県と気象台は5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる「氾濫発生情報」を出して安全の確保を呼びかけています。直ちに、市町村からの避難情報を確認するとともに、各自安全確保を図るなど、適切な防災行動をとってください。
●避難時の注意点は
①できるだけ早く、川から離れましょう。その際、氾濫した水は、茶色く濁っているので、水路と道路の境や、ふたが開いているマンホールの穴が、確認できません。やむを得ず、氾濫した水の中を歩いて避難する時は、棒や傘などで、足下を確認しながら移動しましょう。
②氾濫した水の流れは、勢いが強いので、あっという間に浸水してしまいます。水の深さが50センチくらい(大人の膝程度)だと、歩くのが困難になりますし、50センチ以上になると、車で避難した場合、車ごと流されてしまう危険性があります。状況が悪化する前に、早めの避難行動を心がけてください。
③家の周辺が冠水してしまった場合は、外に出る方がかえって危険です。また、離れた避難所に行くことが困難な場合は、緊急避難として、近くにある、高い堅牢な建物にとどまることも、選択肢の一つです。
自治体からの避難情報や、災害情報、気象情報を確認し、安全確保を第一に考え、なるべくリスクを少なくする行動をとってください。