中国地方は今日24日(水)は、局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の恐れがあります。道路の冠水や、低い土地の浸水、土砂災害や河川の増水に注意が必要です。雷鳴が聞こえたり、発達した雨雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物内へ移動するなどしてください。
●24日(水)明け方にかけて滝のような雨 その後も活発な雨雲が接近
今日24日(水)は前線や低気圧に向かって太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込み、中国地方は午前中から大気の状態が不安定で活発な雨雲が流れ込んでいます。
昨日23日(火)夜から今日24日(水)朝にかけて、中国地方では所々で雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、広島県の東広島市豊栄町安宿で1時間に64.5ミリ(24日3時36分)、東広島市志和で1時間に56.0ミリ(24日3時14分)と滝のような雨が降り、統計開始以来最も多くなりました。
今日24日(水)午前10時45分現在、中国地方は東部で少し晴れ間もありますが、山口県や島根県を中心に再び雨雲が広がり、雷を伴い激しく降っている所があります。
●今日24日(水) 局地的に激しい雨や非常に激しい雨の恐れ
この後も中国地方は、大気の状態が非常に不安定でしょう。局地的に激しい雨や非常に激しい雨の恐れがあり、今日明け方のような大雨になる可能性があります。
また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意をしてください。
●ゲリラ豪雨に遭遇したら
ゲリラ豪雨に遭遇したら、
① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。