今日19日(金)の四国地方は、朝から広い範囲で青空が広がり、高松地方気象台は「四国地方は7月19日ごろに梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
梅雨明け早々、各地で猛烈な暑さに見舞われ、徳島市では今年初の猛暑日(36.0℃)となりました。
●2024年はメリハリ型の梅雨に 末期には大雨も
上のグラフは、四国の各県庁所在地の梅雨期間における日降水量と日最高気温の推移を表したものです。
四国地方では梅雨入りが発表された6月9日にまとまった雨が降った後、翌日から1週間ぐらいの間、ほとんど雨は降りませんでした。6月17日から7月2日にかけてはほぼ毎日雨が降り、梅雨らしい期間になりましたが、3日から9日にかけては梅雨が明けたかのような天気と猛暑が訪れました。10日から16日にかけては梅雨空に戻り、11日には松山と高知で100mmを超える降水量を観測するなど、梅雨末期の大雨となりました。
以上から、今年の四国の梅雨は、雨の期間と梅雨の晴れ間の期間を繰り返す、「メリハリ型」だったと言えそうです。
●この先しばらくは高気圧に覆われるが、来週後半は熱帯擾乱の動きに注意
週間天気図を見ると、四国地方は24日水曜日ごろまでは太平洋高気圧にしっかりと覆われて、おおむね晴れる日が多くなる見込みです。ただ、25日木曜日から26日金曜日にかけては、東シナ海から大陸へ進む熱帯擾乱や高気圧の縁をまわって流れ込む湿った空気の影響で、太平洋側を中心に天気が崩れる可能性があるでしょう。
今後は、現在フィリピンの東にある、熱帯低気圧の最新の情報にご注意ください。