東海地方は、明日17日にかけて広く大気の不安定な状態が続く見込みです。すでに大雨となっている所もあり、少しの雨でも土砂災害に警戒してください。18日(木)以降、梅雨明けの可能性があり、日に日に暑さが増すでしょう。
●今夜(16日)にかけても激しい雨や非常に激しい雨の恐れ
今日16日は、未明から朝にかけて、静岡県を中心に発達した雨雲がかかりました。静岡県磐田市では、午前3時49分までの1時間に77.0ミリの非常に激しい雨を観測し、7月の観測史上1位の値を更新しています。
午前11時45分現在も、愛知県東部や静岡県を中心に所々で雨雲が発達しています。梅雨前線は、明日17日にかけて次第に北上しますが、東海地方では大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。東海地方で雨雲が発達しやすい状況が、今夜にかけて続きそうです。
午後も、局地的に雷を伴ってバケツをひっくり返したような激しい雨や滝のような非常に激しい雨が降るでしょう。一旦雨が弱まっていても、再び雨脚が強まることがあるため、引き続き雨の降り方に注意してください。
また、静岡県の磐田市と掛川市に一時、土砂災害警戒情報が発表され、午前8時40分に解除されました。ただ、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害に厳重に警戒してください。
●避難時の服装
用意があればヘルメットを着用しましょう。
動きやすい長袖、長ズボンで避難してください。
履きなれたスニーカー(運動靴)で避難してください。(おすすめは紐で締められ、靴底がしっかりしているタイプ。長靴は水が入ってしまうと歩行が困難になるため避けましょう。)
避難時に必要なものはリュックに入れて両手を空けておき、できれば軍手を着用してください。
土砂災害は、雨のピークが過ぎて小康状態になっている時や雨がやんだ後にも発生する可能性があります。雨がやんだ後も、避難指示や大雨警報が解除されるまでは、避難場所にとどまりましょう。
●明日17日 大雨の範囲狭まるも 局地的に激しい雨の恐れ 土砂災害に注意
明日17日も、大気の不安定な状態が続く見込みです。今日16日よりも大雨の範囲は狭まりますが、局地的に激しい雨の降る所があるでしょう。地盤の緩んでいる所では土砂災害などに、引き続き注意が必要です。急な崖や斜面など、危険な場所には近づかないようにしてください。
●今週18日以降に梅雨明けか 週末から体温超えの暑さの所も
18日(木)以降、本州付近は太平洋高気圧に覆われて、晴れ間の広がる日が多くなるでしょう。ただ、不安定な空模様は続くため、急な雨や雷雨には注意が必要です。日に日に気温は上昇し、最高気温35℃以上の猛暑日が続出するでしょう。特に、週末から一段と暑い空気に覆われ、強い日差しも照りつけるため、体温超えの猛烈な暑さとなる所もある見込みです。このところ曇りや雨の日が多かったため、暑さが体に堪えそうです。熱中症に厳重警戒すると共に、体調管理に気をつけてお過ごしください。
