来週にかけて、九州から関東甲信は続々と梅雨明けか。21日(日)頃からは、猛烈な暑さが復活。熱中症にいっそう警戒を。
●16日(火)~22日(月) 九州から関東 続々と梅雨明けか
明日16日(火)は前線や湿った空気の影響で、九州から関東、北陸では雨が降りやすいでしょう。ここ数日のような大雨にはならないものの、局地的には激しい雨が降りそうです。
17日(水)以降は夏の太平洋高気圧の勢力が強まり、九州から関東甲信では続々と梅雨明けする可能性があります。ただ、大気の状態が不安定となるため、晴れていても、にわか雨や雷雨にご注意ください。
北陸と東北は曇りや雨の日が多く、ザッと雨脚が強まることもありそうです。北海道は18日(木)まで晴れ間が出ますが、19日(金)以降は雨が降りやすいでしょう。
最高気温は、各地で平年並みか高い日が多くなりそうです。那覇は34℃~35℃くらいと、うだるような暑さが続くでしょう。九州から関東は日ごとに気温が高くなる傾向で、週末は最高気温35℃以上の猛暑日地点が急増。22日(月)は大阪と名古屋で体温並みの暑さになりそうです。
北陸や東北は30℃前後まで上がる日が多く、不快な蒸し暑さが続くでしょう。北海道も、内陸部を中心に最高気温が30℃以上の真夏日になる所がありそうです。熱中症対策を万全にしてお過ごしください。
●23日(火)~28日(日) 関東以西で猛暑続く 熱中症対策を
23日(火)以降も、沖縄では晴れますが、連日のように急な雨や雷雨があるでしょう。九州から関東甲信は例年だと安定した晴天が続き、北陸や東北も梅雨明けする時期ですが、25日(木)から27日(土)頃を中心に広い範囲で雨が降りそうです。北海道は雨の降る日が多く、梅雨のような天気になるでしょう。雨脚が強まることもありそうです。
最低気温・最高気温ともに、全国的に平年より高い日が多いでしょう。九州から関東では、最高気温が35℃以上の猛暑日が続く所もあり、体にこたえる暑さが続きます。湿気が多いため、汗をかいても蒸発しにくく、熱中症にかかるリスクが高まるでしょう。寝る時はエアコンをつけっぱなしにするなど、夜間の熱中症にもご注意ください。
●熱中症警戒アラートとは?
熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。
熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。
この暑さ指数が、都道府県内の全ての地点で「35」以上と予想した場合、熱中症特別警戒アラートが発表されます。全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で「33」以上と予想した場合は、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。