梅雨前線が南下してきたため、兵庫県や京都府、滋賀県に発達した雨雲が流れ込み、ザっと強い雨の降っている所があります。このあと夕方の帰宅時間も、関西は北部や中部を中心に、突然の激しい雨や落雷、突風に注意が必要です。明日10日(水)の午後は、関西の南部を含め広く雨が降るでしょう。
●関西 帰宅時間を中心に 急な激しい雨や雷雨の恐れ
梅雨前線が日本海を南下しており、関西には湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定になっています。ここ数日は梅雨前線は北に離れ、関西でほとんど雨が降っていませんでしたが、今日は発達した雨雲や雷雲が流れ込み、雨雲の帯は徐々に南下しています。今夜にかけて、関西の北部だけでなく中部にも雨の範囲が広がってくるでしょう。帰宅時間に重なる恐れがありますので、天気の急な変化に十分気を付けてください。特に、兵庫県、京都府、滋賀県では、急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風に十分注意をしてください。
また、今日(9日)も一部で35℃以上の猛暑となり、そのほか広く30℃以上まで気温が上がっています。和歌山県では熱中症警戒アラートが発表中で、発表されていない府県でも、ほとんどの所で熱中症危険レベルです。引き続き、熱中症への対策を万全になさってください。寝る前の水分補給も忘れないようにしましょう。
●明日10日(水)の午後は広い範囲で傘の出番に 急な強い雨や落雷に注意
明日10日(水)も、梅雨前線は日本海に停滞し、大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。
関西では、明日の昼ごろからは広い範囲で雨が降ったりやんだりする見込みです。局地的に雷雲が発達し、急にザッと強い雨が降ったり、雷が鳴ったり、突風が吹いたりする恐れがあります。
最高気温は30度以上の所がほとんどで、明日までは各地で熱中症危険レベルが予想されています。日差しはなくても油断せず、喉が渇く前に水分を摂るようにしてください。
●この先一週間は梅雨空つづく 猛暑はおさまるがかなり蒸し暑い
この先一週間は、梅雨前線が日本海~本州付近に停滞しやすく、関西では曇りや雨の日が続くでしょう。梅雨前線の位置や活動によっては、大雨になる日もありそうです。最新の情報を確認し、雨への対策をしてください。
最高気温は、これまでほど上がらないものの、湿気が増すため、体にこたえる蒸し暑さがつづきそうです。夜間も気温が下がりにくく、大阪や和歌山などでは熱帯夜の日が多い見込みです。熱中症への対策は、日々心がけるようにしましょう。
●雷雲が近づいたら 家の中でやるべきこと
雷雲が近づいた場合、家の中にいても、身を守るためにやっていただきたいことが2つあります。
1つめは、窓から離れて、家の中央に避難することです。雷が鳴る時には、突風が吹くこともあり、突風によって窓ガラスが割れる恐れがあります。雷が鳴っているかどうか、外の様子が気になるかもしれませんが、窓やカーテンはしっかり閉めて、窓から離れましょう。特に、大きなガラス窓の下や周囲は、大変危険ですので、絶対に近づかないでください。
2つめは、雷が近づいたら、家電製品のコンセントを抜くことです。雷が落ちると、パソコンなどが故障する場合がありますが、それを防ぐのは簡単です。コンセントを抜くだけで、雷から家電製品を防護できます。
雷の音が聞こえなくなっても、20分くらいは、むやみに外に出ないでください。