関西では、今年の梅雨明けは7月21日ごろとなる見通しです。梅雨の終わりにかけては日本海側を中心に平年より雨量が多くなるでしょう。この先も最新の情報に注意をし、大雨への備えをしてください。この先1か月は平年より気温が高く、蒸し暑さからうだるような暑さへ変わっていきそうです。引き続き、熱中症に警戒が必要です。
●関西の梅雨明けは7月21日ごろ この先2週間は多雨傾向
今日4日(木)、日本気象協会は最新の梅雨明け予想を発表しました。関西の梅雨明けは7月21日ごろで、平年並みとなる見通しです。
梅雨前線は、8日(月)以降は日本海に停滞しやすくなり、関西では梅雨空が続くでしょう。
今日4日(木)に大阪管区気象台より発表された1か月予報によると、関西では、7月6日(土)~19日(金)までの2週間は日本海側を中心に曇りや雨の日が多く、雨量が多くなる見込みです。梅雨末期になると、非常に暖かく湿った空気が流れ込み、局地的に大雨となることも考えられます。引き続き、最新の情報に注意をし、大雨への備えをしてください。
●蒸し暑さからうだるような暑さへ 熱中症に警戒
この先1か月の気温は、平年より高いでしょう。梅雨の間は、気温だけでなく湿度も高いため、体にこたえる蒸し暑さが続きそうです。梅雨が明けると、強い日差しが照り付け、日中は猛暑となる日が多くなる見込みです。これからは、熱中症への対策を、毎日の習慣として行っていくといいでしょう。先日発表の3か月予報によると、8月、9月にかけて高温傾向が続く予想となっています。残暑も厳しく、長い夏となりそうです。日頃から睡眠や栄養をしっかりととり、疲れをためないようにすることも大切です。
●熱中症予防のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。