明日5日(日:こどもの日)も、全国的に平年を大きく上回る暑さが続くでしょう。GWの暑さのピークで最高気温が30℃を超える所もある予想です。こまめな水分補給や適切に冷房を使用するなど、熱中症の対策をしっかりしてお過ごしください。
●今日4日も真夏日地点多数
今日4日(土:みどりの日)も季節外れの暑さとなった所も多くなりましたが、明日5日(日:こどもの日)はさらに気温が上がり、最高気温が30℃以上の真夏日の地点がゴールデンウィーク期間中最も多くなる予想です。熱中症対策をしっかりして、お過ごしください。
今日4日(土:みどりの日)は、全国的に朝から強い日差しが照り付け、気温がグングン上昇しました。14時現在の最高気温は、東京都心27.6℃と7月上旬の暑さとなりました。全国で一番気温が上がったのは福島県伊達市で31.9℃で、30℃以上の真夏日の地点は14地点となっています。
そのほかの最高気温は札幌19.0℃、仙台25.5℃、名古屋27.7℃、大阪27.3℃、福岡26.9℃となっています。
●明日5日はGW中の暑さのピーク 熱中症に注意
明日5日(日:こどもの日)も、本州付近は広く高気圧の覆われるでしょう。強い日差しと今日以上に南からは夏を思わせるような暖かい空気が流れ込み、暑くなりそうです。ゴールデンウィークの暑さをピークとなり、最高気温が30℃以上の真夏日の地点が、今年最も多くなる予想となっています。
予想最高気温は、福島市や山形市は32℃、長野市31℃、さいたま市や前橋市、水戸市は30℃です。東京都心は29℃と真夏日一歩手前まで上がる予想です。他にも京都市や奈良市でも29℃と暑くなりそうです。
湿度は低いため、真夏のような不快な暑さではありませんが、それでも熱中症に注意が必要です。外では直射日光を避けて、こまめな水分補給や休憩を取るようにしましょう。部屋の中でも風通しを良くし、通気性のよい服を選ぶようにしてください。また、高齢な方や子供、体力の低い方などは、最も暑い時間帯の昼前後は冷房を使用しても良いでしょう。
●熱中症を引き起こす条件
熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。