今日(27日)午後1時40分までの最高気温は、北海道の紋別地方遠軽町生田原で30.1度まで上がり、真夏日となりました。道内で最高気温30度以上の真夏日が観測されるのは、今年初めてのこととなります。4月27日での道内初真夏日は、北海道での観測史上、2番目に早い記録となりました。まだ暑さに体が慣れていない時季ですので、行楽中の熱中症などには十分に注意して下さい。
●過去にも数回だけ! 4月の真夏日!
今日(27日)の北海道は、朝から広く晴れて日差しが強まりました。上空に6月下旬から7月上旬並みの暖かい空気が流れ込んだ影響もあり、各地で気温が上がっています。特に、山越えの風によるフェーン現象が加わる道東方面の内陸や上川地方、札幌周辺を中心に気温が上がり、午後1時40分までの最高気温は紋別地方の遠軽町生田原で30.1度と、今年に入ってから道内で初となる真夏日となりました。
4月の北海道での真夏日はかなり珍しく、過去には1998年4月21日、2015年4月27日、2018年4月30日の観測のみとなっています。今年の4月27日での真夏日は、1998年に次いで史上2番目に早い真夏日となりました。
●4月の史上最高気温になった所も! 熱中症などに十分注意!
また、午後1時40分までの最高気温は、札幌でも27.6度まで上がり、4月の統計史上2番目に高い気温となるなど、その他の地域でも4月としては記録的な高温となっています。後志地方の倶知安で24.4度、日高地方の浦河で22.2度など、4月の統計史上、最も高い気温を更新した地点もありました。
暑さにまだ体が慣れていない時季でもあるため、汗をかいて熱を逃がすことがうまくできない恐れがあります。ゴールデンウィークに入り、屋外で行楽を楽しんでいる方はもちろん、室内にいる場合でも熱中症など、体調の変化には十分注意して下さい。