今日25日、気象庁はこの先の1か月予報を発表。気温は全国的に平年より高い見込み。また、沖縄、九州~東北にかけてを対象に「高温に関する早期天候情報」を発表。関東から九州北部は5月4日頃~この時期としては「かなりの高温」予想。早い時期から本格的な暑さ対策を。
●数値予報モデルによる予測結果
1か月平均の地上気圧は、日本の南と黄海に高気圧があり、その間の東シナ海から本州の南にかけては気圧の谷となっています。
このため、沖縄・奄美では、前線や湿った空気の影響を受けやすい時期があるでしょう。
また、上空約1500mの気温は、日本付近では平年より高く、広い範囲で暖かい空気に覆われやすい見込みです。
●沖縄・奄美で降水量多い そろそろ大雨に備えて
向こう1か月の降水量は、広い範囲で平年並みでしょう。
沖縄・奄美では、前線や湿った空気の影響を受けやすい時期があり、降水量が平年よりも多くなる見込みです。
沖縄地方の梅雨入りの平年日は5月10日頃です。そろそろ沖縄では、梅雨入りの時期が近づいてきました。すでに雨でぐずつく日が増えてきましたが、これから大雨の降りやすい気象条件になる日が増えるでしょう。
雨が予想される日には情報に注意し、屋外でのレジャーなどは、こまめに雨雲レーダーを確認しながら、安全な行動をとってください。雨対策も本格的に進めておきましょう。
全国的に日照時間は平年並みとなるでしょう。天気は数日の周期で変わり、西日本や東日本を中心に平年と同様に晴れる日が多い見込みです。
5月の清々しい晴れを満喫したいところですが、気温は平年よりも高めの傾向になりそうです。
●広い範囲に「かなりの高温」予想 GWも万全な熱中症対策を
気温はこの先1か月(4/27~5/26)を通して、全国的に平年よりも高い予想です。特に、期間の前半は、気温がかなり高くなる見込みです。
今日25日(木)、気象庁は沖縄・奄美、九州~東北にかけての広い範囲を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
沖縄・奄美と九州南部は5月1日(水)頃から、九州北部と中国、四国、近畿、東海、関東甲信、東北は5月4日(土)頃から、この時期としては「かなりの高温」となる見込みです。
ゴールデンウィークは前半と後半に2度暑さのピークがありますが、特に後半にあたる5月4日(土)頃から晴れる日が続き、連日の夏日や中には30℃以上の真夏日の所もある見込みです。
今年も真夏に入る前から、万全な熱中症対策が欠かせません。特に、暑さに弱いお年寄りやお子さんには、いつも以上に気を配って、こまめな水分補給をするように声掛けをしてあげましょう。
また、明日26日(金)は今日25日(木)より更に気温の上がる所が多く、夏日地点が増えるでしょう。
まだ体が暑さに慣れていない時期です。急な気温の上昇で体調を崩さないようにご注意ください。
※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。
【北日本】北海道・東北
【東日本】関東甲信・北陸・東海
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】奄美地方・沖縄地方