明日26日(月)は、九州~関東で花粉対策を万全に。雨上がりの晴れ、風が強い、空気乾燥など花粉が多く飛ぶ条件に。特に、ピークを迎えている九州では「非常に多い」所も。この先の花粉飛散予測や各地のピークは?
●26日(月) 九州~東海「多い」 東京「やや多い」予想
明日26日(月)は、九州~関東では、太平洋側を中心に天気回復。雨上がりの晴れ、風が強い、気温上昇、空気乾燥など、花粉が多く飛ぶ条件が揃います。九州~東海は「多い」、東京都心など関東は「やや多い」予想です。対策は万全に行いましょう。
この先、28日(水)にかけて、西日本や東日本では晴れて、最高気温は平年並みか少し高い所が多いでしょう。スギ花粉のピークをむかえている九州では、「非常に多い」予想です。中国・四国~関東も「多い」でしょう。
●ピークは?
すでに九州や東海、関東の一部では、スギ花粉が非常に多く観測されている所があります。福岡や高松ではまもなくスギ花粉の飛散がピークを迎えるでしょう。雨上がりの日などは花粉の飛散が非常に多くなる見込みです。広島・大阪・名古屋・金沢・東京・仙台は3月上旬にピークを迎えるでしょう。ピークの期間はおよそ10日から1か月近く続く見込みです。とくに、晴れて暖かい日や風が強い日は、花粉の飛散量が増えるので、万全な花粉対策を心がけて下さい。
また、ヒノキ花粉のピークは、3月下旬から4月上旬の所が多いでしょう。仙台はヒノキ花粉の飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れない見込みです。
●花粉が飛びやすい条件
花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。
① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。
② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。
③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。
花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。