4日月曜は、静岡と鳥取でカエデが紅葉、京都と徳島からはイチョウ黄葉の便りが届きました。京都は平年より10日も遅い観測です。
●静岡・鳥取 カエデの紅葉を観測
今年の紅葉は、平年より色づきが遅れた所が多くなりました。そんな中、東・西日本の市街地では、12月に入っても、まだ色づきが進んでいる所があります。
4日月曜は、静岡と鳥取で、カエデの紅葉が観測されました。静岡は平年より1日早く、昨年より4日早い観測、鳥取は平年より4日遅く、昨年より5日早い観測です。
カエデの紅葉日とは、標本木全体を眺めたときに、大部分の葉の色が紅色に変わった状態になった「最初の日」をいいます。カエデは主として、イロハカエデを標本木としますが、イロハカエデが生育しない地域では、ヤマモミジ、オオモミジ、イタヤカエデを観測します。イロハカエデでは紅葉の他にも、落葉を観測しています。
●京都・徳島 イチョウの黄葉を観測
一方、京都と徳島では、イチョウの黄葉が観測されました。
京都は平年より10日遅く、昨年より9日遅い観測で、標本木は二条城にあります。徳島は平年より4日早い観測で、昨年は欠測でした。
イチョウの黄葉日とは、標本木全体を眺めたときに、大部分の葉が黄色に変わった状態になった「最初の日」を言います。イチョウは黄葉の他、落葉を観測しています。
●紅葉狩り日和は いつ?
5日火曜は、太平洋側を中心に雨が降るでしょう。色づいてから、日付が経過した紅葉は、葉が落ちてしまう可能性があります。
6日水曜以降は、関東~九州では広く晴れる見込みです。紅葉が見頃の所では、青空とのコントラストを楽しめるでしょう。昼間は、この時期にしては気温の高い日が多くなりますが、日が暮れるとヒンヤリしますので、紅葉のライトアップを見る際は、暖かい服装を心がけてください。