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平地も紅葉シーズン 水戸や名古屋などでイロハカエデが紅葉 高松などでイチョウ黄葉


きょう27日、富山や水戸、岐阜、名古屋、岡山でイロハカエデの紅葉が観測されました。また、高松や岡山ではイチョウが黄葉しました。

●カエデの紅葉やイチョウの黄葉が続々

きょう27日は、富山や水戸、岐阜、名古屋、岡山でイロハカエデの紅葉が観測されました。また、高松や岡山でイチョウの黄葉を観測しました。

今年は、11月上旬は異例の高温となりましたが、11月中旬・下旬は度々寒気が流れ込み、冷え込みが強まり、木々の色づきが進みました。

【イロハカエデ】
富山:平年より3日遅い 昨年より10日遅い
水戸:平年より7日遅い 昨年より5日遅い
岐阜:平年より1日遅い 昨年より2日遅い
名古屋:平年より1日早い 昨年より1日早い
岡山:平年より2日早い 昨年より3日早い

【イチョウ】
岡山:平年より5日遅い 昨年より3日早い
高松:平年より1日遅い 昨年より1日遅い

●再び寒気が流入 また寒さ増す

あす28日(火)は低気圧が北海道の北へ進み、前線が本州付近を通過するでしょう。次第に冬型の気圧配置になり、寒気が流れ込む予想です。

あす28日(火)はまだ最低気温・最高気温は平年より高い所が多いですが、29日(水)以降は一気に寒さが増すでしょう。最高気温、最低気温ともに平年並みか低くなる見込みです。冷え込みが強まり、都市部でも葉の色づきが一段と進みそうです。

●紅葉が進む条件

紅葉は、1日の最低気温が8℃を下回ると進むと言われています。

夏の間はクロロフィルという緑色の色素がたくさん作られるため、葉は緑色をしていますが、秋から冬にかけては、クロロフィルが減って徐々にアントシアニンという赤い色素の割合が増えてくることで、葉が紅く染まっていきます。

アントシアニンの割合が増えるには適度な寒さが必要で、この適度な寒さが最低気温8℃以下です。最低気温が10℃を下回らず暖かいとクロロフィルが分解されないため、きれいに紅くならず、逆に最低気温が0℃以下になるなど寒すぎると、葉は黒くなってしまいます。

また、1日の寒暖差が大きいとクロロフィルの分解が良く進み、葉の中でアントシアニンの純度が高くなるため、葉はよりきれいに紅く色づきます。

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