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週末 北日本・東日本日本海側「冬の嵐」 仙台は初雪か 都心も風が冷たく真冬の体感


この週末は、列島に「強い寒気」が到来する予想です。北日本・東日本日本海側を中心に、雪や風が強まるおそれがあり、仙台などで初雪の可能性があります。交通機関への影響や、路面の凍結などに注意が必要です。晴れる東京都心でも風が冷たく、真冬のような体感になりますので、万全な寒さ対策を心がけてください。

●次の「強い寒気」 列島へのタイミングは今週末

先週末は、西まわりで強い寒気が流れ込み、鳥取県の大山で積雪30センチを観測するなど、西日本に大雪をもたらしました。

そして、今週末は、また「西に高気圧」「東に低気圧」といった、「西高東低」の「冬型の気圧配置」が強まる予想です。

24日(金)の予想天気図を見ますと、本州付近は等圧線が縦じまに並び、等圧線の間隔が狭くなっています。これは、北よりの風が強まることを表しているのです。この強い北風にのって、今週末は、一段と強い寒気が、北から流れ込むでしょう。

今のところ、今回の寒気のピークは、24日(金)夜~25日(土)朝になりそうです。

●北⽇本・東⽇本⽇本海側を中⼼「⼤荒れ」 や「⼤しけ」のおそれ

今回は、夜間で気温が低くなりやすい時間帯に、寒気がピークとなるため、降るものが「雪」というエリアが広がるでしょう。北陸から北の日本海側では、標高の高い所を中心に、大雪となりそうです。また、東北は太平洋側の平地でも雪が降り、仙台や福島でも初雪になる可能性があります。

さらに、雪だけでなく、風も強まるため、⽇本付近は荒れた天気となるでしょう。北⽇本や東⽇本⽇本海側を中⼼に「⼤荒れ」や「⼤しけ」となり、いわゆる「冬の嵐」になるおそれもあります。

普段、雪に慣れている所でも、シーズンはじめの雪は、車の運転など路面の凍結に、十分な注意が必要です。また、交通機関が乱れる可能性もありますので、お出かけの際は、最新の気象情報や交通情報を確認してください。

●シーズン最初の雪 慣れていても注意

冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。

(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。

(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。

●都心など晴れる所も 真冬の寒さ

一方、晴れる関東から西でも、油断はできません。ポイントは「北風が強まり、体感温度がグッと下がる」ということです。

東京都心では、24日金曜~26日日曜は、晴れマークが並んでいます。最高気温は、24日金曜は21℃まで上がりますが、25日土曜は13℃と、グッと下がるでしょう。26日日曜は、日差しがあっても11℃までしか気温が上がらない予想です。

一般的に、北風が1メートル強まると、体感温度は1℃下がると言われています。東京都心は、24日金曜の夜から北風が強まり、25日土曜にかけて、北風の強い状態が続くでしょう。25日土曜は、昼間も体感温度が一桁になりそうです。真冬の頃と同じような体感ですので、体調を崩さないよう、しっかり暖かくして、お過ごしください。

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