東北地方では発達する低気圧や前線の影響で、7日(火)は雨や風が強まり大荒れの天気となるでしょう。特に、7日(火)朝の通勤・通学の時間帯は太平洋側を中心に雨が強まりそうです。交通機関が乱れる恐れもあるため、通勤・通学の際は時間に余裕を持って出掛けるようにして下さい。
●7日(火) 朝にかけて激しい雷雨の恐れ 海上を中心に暴風や高波に警戒
7日(火)は低気圧から延びる寒冷前線が東北地方を通過するでしょう。このため、7日(火)未明から朝にかけては雷を伴って激しい雨の降る所がありそうです。雨雲が予想以上に発達した場合は警報級の大雨となる恐れもあります。雨のピークは日本海側が未明から明け方、太平洋側は明け方から朝にかけてとなりそうです。朝の通勤・通学時間帯と重なる所もあり、交通機関が乱れる可能性もあります。最新の情報を確認しつつ、時間に余裕を持って行動するようにして下さい。
また、海上を中心に非常に強い風が吹き、波は大しけとなるでしょう。暴風や高波に警戒が必要です。
【風と波の予想】
7日(火)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
東北日本海側・太平洋側 海上 23メートル(35メートル)
東北日本海側 陸上 18メートル(30メートル)
東北太平洋側 陸上 16メートル(30メートル)
7日(火)に予想される波の高さ
東北日本海側 6メートル
東北太平洋側 5メートル
【雨の予想】
7日(火)に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
東北日本海側 30ミリ
東北太平洋側 40ミリ
6日(月)18時から7日(火)18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東北日本海側・太平洋側 100ミリ
また、7日(火)は気温が朝よりも夜の方が低く、右肩下がりとなるでしょう。朝の暖かさに騙されないよう、帰りが夕方以降になる方は、厚手の羽織るものがあると良さそうです。
●ゲリラ豪雨に遭遇したら
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。
① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難して下さい。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
●気温のアップダウン激しい 今週末は東北北部で初雪の可能性も
8日(水)から9日(木)にかけては移動性高気圧に覆われておおむね晴れる見込みです。ただ、10日(金)は低気圧や前線の影響で広く雨が降るでしょう。前線が通過するタイミングでは雨脚の強まる所もありそうです。前線通過後は上空に寒気が流れ込むでしょう。平地で雪を降らせる目安となる寒気(上空1500m付近でマイナス6度以下)が秋田県・岩手県付近まで南下する予想で、東北北部の平地でも雪が降る可能性があります。また、山では積雪となる所もあるため、車のタイヤ交換は早めに行っておくと安心です。
気温はこの先、変動が大きいでしょう。10日(金)にかけては平年並みか高いですが、11日(土)以降は平年並みか低くなる日が多い予想です。今週末以降は日中でも10度に届かない所が多くなるでしょう。季節外れの暖かさから一変、今週末は一気に冬の寒さがやってきそうです。