きょう11月1日からあす2日の明け方にかけて寒冷前線が北日本付近を通過するでしょう。大気の状態が非常に不安定になりそうです。北海道や東北、北陸は激しい雨や竜巻などの激しい突風・落雷・ひょうに注意が必要です。
●大気の状態が非常に不安定に
きょう11月1日からあす2日にかけて、低気圧が北海道の北を進み、低気圧から延びる前線が北日本付近を通過するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、上空に寒気が入るため、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。日本海側を中心に発雷確率も高くなっています。
●激しい雨・竜巻などの激しい突風・落雷・ひょうに注意
きょう11月1日は、北海道の日本海側は昼頃から雨や雷雨になるでしょう。局地的には激しい雨が降りそうです。北海道の太平洋側も夜になると次第に雨や雷雨になるでしょう。東北の日本海側や北陸は夜になると雨雲や雷雲がかかりそうです。激しい雨や竜巻などの激しい突風、落雷、ひょうに注意が必要です。
あす2日も大気の不安定な状態が続き、北海道や東北は明け方まで、北陸は朝まで所々で雨や雷雨になるでしょう。日中は次第に天気が回復に向かう見込みです。
●竜巻の発生しやすい気象状況
竜巻が発生しやすい気象状況になると、気象庁は「竜巻注意情報」を発表して、注意を呼びかけます。また、「雷注意報」が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」とコメントする場合も、竜巻が発生しやすくなります。ただ、屋外にいる時など、「竜巻注意情報」や「雷注意報」の情報を得ることができない場合もあります。竜巻が発生するのは「発達した積乱雲の下」ですので、普段から、積乱雲が近づく前触れを覚えておきましょう。
①昼間なのに真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
②ゴロゴロという雷の音が聞こえたり、雷の光が見えたりする。
③ヒヤッとした冷たい風が吹く。
また、大粒の雨が降りだしたり、ひょうが降りだしたりします。ただ、竜巻の前に、これらの前触れが必ず発生するとは限りませんし、ハッキリしない場合もあります。少しでも異変を感じたら、早めの避難が必要です。