北海道では、あす16日夜から17日にかけて、標高の高い峠や山間部を中心に雪が降り、積雪状態となる所もあるでしょう。夏タイヤで走行すると大変危険です。峠越えの予定がある方は、冬装備を準備し、最新の気象情報や道路情報を確認するなど、路面状況の変化に注意が必要となります。
●16日夜～17日は雪に注意 三国峠・石北峠・日勝峠、中山峠なども
あす16日は、低気圧を含む気圧の谷が通過するため、ほぼ全道で雨の降る時間があり、日本海側を中心に雷を伴う恐れがあります。大雨の心配はない見込みですが、一時的に強く降ることはあるでしょう。日本海側では雨がやんだ後に寒気が流れ込むため、夜から再び雨が降りやすくなります。16日夜から17日にかけて、石北峠や三国峠、北見峠、日勝峠、狩勝峠、中山峠などでは雨が雪になり、積雪状態となる可能性があります。西よりの風が強まるため、ふぶくこともあり、一時的に見通しが悪くなる恐れもあります。峠越えの予定がある方は、冬装備を準備し、気象情報や道路情報、路面状況を十分に確認するようお願いします。
●手稲山や利尻山では初冠雪も!?
昨年は、札幌の手稲山で10月18日(平年と同じ)に初冠雪を観測しました。その際、札幌の上空1500メートル付近には、-2.7℃くらいの寒気が流れ込みました。あす16日の札幌上空1500メートル付近には、21時に-2.1℃、17日9時に-3.5℃の寒気が流れ込む予想です。17日朝には、雪をかぶった手稲山が見られるかもしれません。他にも、利尻山でも初冠雪が観測されるかもしれません。なお、今シーズンの道内では、旭岳で10月4日(平年より9日遅い)に初冠雪を観測されています。
