今日(10日)の北海道付近は気圧の谷の中に入っており、道東を中心に雨が降っています。道東では明日未明にかけて雨の続く所がありますが、その他は晴れ間の出る所が多くなり、明日以降は晴れの天気が続きそうです。
●今日(10日)これまでの雨
北海道付近は、三陸沖を北東に進む前線を伴った低気圧を含む気圧の谷の中となっています。そのため、日高地方や道東方面を中心に雨が降り、これまでの雨で、すでに道東地方を中心に雨量が多くなっており、釧路地方の厚岸町太田で降り始めからの雨量が50ミリに達しています。道東では夕方にかけて、土砂災害などに注意して下さい。また、最も多い1時間雨量は日高地方の三石で17.0mm(7:04)となりました。
今後、道北や道央などでは夕方以降晴れる所が多くなる見込みですが、道東方面は夕方以降も雲が広がりやすく、オホーツク海側を中心に明日未明にかけて雨の所もありそうです。
なお、道東では明日明け方にかけて波が3メートルと高い状態が続く見込みです。高波に注意して下さい。明日朝以降は次第に収まってくるでしょう。
●明日(11日)以降はよく晴れそう
明日(11日)以降は、高気圧の張り出しの中となり、15日(日)頃にかけて広く晴れるでしょう。日中の気温は平年より5度前後高い日もあり、外出や外での作業にもいい日和が続きそうです。
●冬支度は早めに
8日、羊蹄山の山頂は雪化粧をし、4日には旭岳で初冠雪を迎えました。標高の高い山では一足早く、秋から冬へと季節は歩みを進めています。今後近付く冬への備えは早いうちがいいでしょう。日中はまだ暖かさが残る今週は、冬支度にもよい一週間となりそうです。
今から行える冬支度としてはいくつかありますが、家の床に暖かいカーペットを敷き、足元から体を温めるようにするのはお勧めです。毛布なども、夏用のものと入れ替えが必要ですね。寒さが本格化する前に、暖房器具にも電源を入れて、きちんと動くか確認しましょう。
また、冬に万が一停電となると、暖房が使えない、調理もできない、お湯も出なくなるなど、雪国の北海道は大変なことになるのが想像できるかと思います。そのため、カセットガスや灯油を燃料とするポータブルストーブや、カセットコンロが非常に役立ちます。
冬場の停電等に備えた防災グッズの準備もお忘れなく。