きょう7日(土)午後3時、トラック諸島近海で、台風15号「ボラヴェン」発生しました。今後、発達しながら北上する見込みで、台風の動きに注意が必要です。
●台風15号「ボラヴェン」発生
きょう7日(土)午後3時、トラック諸島近海で台風15号「ボラヴェン」が発生しました。中心気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sとなっています。
台風15号は今後、発達しながら北上する見込みで、11日(水)から12日(木)には「非常に強い」勢力でマリアナ諸島付近に進む予想です。
進路次第では来週の後半に小笠原諸島周辺は影響が出る可能性があります。今後の情報にご注意ください。
●台風シーズンいつまで?
台風の発生数の平年値は、8月~9月が最も多いですが、10月も3個以上発生しています。
過去には10月に大きな被害をもたらした台風の事例もあります。2019年の台風19号は10月12日に大型で強い勢力で伊豆半島に上陸して、関東や東北に大雨による甚大な災害をもたらしました。
まだまだ10月も台風シーズンと言えるので、今後の台風の発生状況に注意が必要です。
●台風の名前
「ボラヴェン」は、ラオスが用意した名前で「高原の名前」に由来しています。台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられます。
準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されますが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。