あす21日から22日は、広く雨が降り、東北など警報級の大雨になる可能性があります。この雨のあと、一時的に秋らしくなりそうです。南の海上では、台風など熱帯擾乱が発生、発達する可能性が高くなっています。
●21日~22日は警報級の大雨の可能性 この雨のあと一時的に秋らしく
21日から22日にかけて、低気圧が日本海を東へ進み、東北付近を進むでしょう。低気圧から延びる前線が本州を南下する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。広く雨が降り、雨脚が強まることがある見込みです。九州北部や北陸、東北、東海では、警報級の大雨になる可能性もあります。今後、最新の気象情報をご確認ください。
この雨のあと、週末にかけて、大陸から高気圧が、北日本付近に移動してくるでしょう。日中は、厳しい残暑が続く所が多いですが、秋の風を感じられそうです。朝晩はしのぎやすくなるでしょう。
高気圧が東の海上へ中心を移すと、来週中頃にかけて、日本の南で高気圧が勢力を強めます。本州付近に暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。蒸し暑さが復活し、局地的に雨雲が発達することもある見込みです。
●9月の終わり~10月初め この時期らしい気温に
9月の終わりから10月に入る頃にかけて、日本付近は気圧の谷の影響を受けやすい見込みです。広い範囲で、すっきり晴れる日は少ないでしょう。
暑さのピークは過ぎる見込みです。最高気温は、九州から関東でも30℃以上になる所があっても、厳しい残暑が続くことはなさそうです。この時期らしい気温の日が多くなるでしょう。
●台風シーズン これから本格化する可能性も
マリアナ諸島近海からウェーク島近海を中心に、対流活動が活発になってきました。
アメリカ海洋大気庁によると、上の図のように9月27日から10月3日(世界標準時)の期間、南の海上は赤いエリアになっており、台風など熱帯擾乱が発生、発達する可能性が高くなっています。
南の海上で、台風など熱帯擾乱が発生すると、日本付近が気圧の谷になる9月の終わりから10月に入る頃、本州などに近づいてくることも考えられます。
なお、10月4日から10日(世界標準時)の期間も、南の海上は、赤色のエリアになっています。9月に入ってから、5日に発生した台風13号以降、台風の発生はありませんが、台風シーズンはこれから本格化する可能性もあります。今後、最新の気象情報をご確認ください。