きょう10日も日本海側でフェーン現象が起こり、記録的な暑さとなっています。石川県小松市や青森県弘前市などで最高気温が観測史上1位の値を更新しました。熱中症に警戒が必要です。
●日本海側で記録的な暑さ
きょう10日、朝鮮半島を北上中の台風6号に吹き込む南よりの風が強まっています。日本海側でフェーン現象が起こり、記録的な暑さとなっています。
13時までの最高気温は、石川県小松市では39.2℃、青森県弘前市で38.9℃、富山県砺波市で38.8℃などと観測史上1位の記録を更新しました。
また、13時14分には函館市で34.4℃を観測し、最高気温の観測史上1位を更新しました。
危険な暑さとなっていますので、熱中症に厳重な警戒が必要です。
●あすもうだるような暑さ 40℃に迫る所も
あす11日もうだるような暑さが続くでしょう。
最高気温は東北から九州では所々で35℃以上となり、猛暑日となりそうです。日本海側を中心に体温超えの暑さとなり、新潟県長岡市や高田市で39℃予想と40℃に迫る暑となるでしょう。あす11日も熱中症リスクが高くなります。熱中症対策を万全になさってください。
●熱中症予防のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。