きょう31日も午前中からハイペースで気温が上がっています。東京都心は8日連続で猛暑日となる予想です。群馬県伊勢崎市など40℃くらいまで上がる所もあるでしょう。熱中症警戒アラートが関東地方の1都6県すべてに発表されています。熱中症に厳重な警戒が必要です。
●午前中からハイペースで気温上昇
きょう31日も関東地方は太平洋高気圧に覆われて、朝から強い日差しが照り付けています。
午前中からハイペースで気温が上がっており、午前9時半までの最高気温は埼玉県鳩山町で34.6℃、東京都心で34.5℃などと、すでに35℃に迫る暑さとなっています。
このあとさらに気温が上がり、東京都心は36℃と8日連続の猛暑日となるでしょう。熊谷市など内陸部では38℃と体温超えの暑さとなりそうです。また、群馬県伊勢崎市などでは40℃に迫る暑さが予想されています。体にこたえる危険な暑さとなるでしょう。
●1都6県すべてに熱中症警戒アラート
熱中症情報をみますと、すべて一番上のランクの「危険」となっています。
また、熱中症警戒アラートが、神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県と関東の1都6県すべてに発表されています。熱中症に厳重な警戒が必要です。
※熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。この暑さ指数が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。
●熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。