きょう26日(水)も、体温を超えるような危険な暑さの所があり、最高気温はさいたまや名古屋などで38℃の予想。今年初めて40℃以上の「酷暑日」となる所が出てくる可能性もあります。気温上昇のペースも早く、暑い時間が長いでしょう。熱中症の危険性が極めて高く、体力に自信のある方も熱中症対策が欠かせません。
●猛暑日続出 今年初めて40℃以上の「酷暑日」か
きのう25日(火)は、関東甲信や東海を中心に体温を超える高温となり、群馬県伊勢崎市では最高気温39.5℃を観測。東京都心は36.6℃まで上がって今月7日目の猛暑日となり、7月の猛暑日日数の最多記録に並びました。
きょう26日(水)は、きのう以上に暑くなる所があるでしょう。最高気温は全国の広い範囲で30℃を超えて、北海道でも35℃以上の猛暑日の所があるなど、猛暑日地点が続出しそうです。関東甲信から九州では体温以上の危険な暑さとなる所も。東京都心は37℃の予想で、7月の猛暑日日数の最多記録を更新するでしょう。さいたまや前橋、甲府、名古屋、岐阜、佐賀などでは38℃の予想で、今年初めて40℃以上の「酷暑日(※)」となる所が出てくる可能性もあります。尋常じゃない暑さとなりそうです。
※「酷暑日」は、日本気象協会独自でつけた名称であり、気象庁が定義しているものではありません。
●熱中症情報 東北~九州、沖縄で広く「危険」レベル
気温の上がるペースも早く、昼前にはすでに35℃を超える所もあって、夜まで暑い時間が長く続きます。熱中症情報を見ますと、東北から九州、沖縄にかけて広く「危険」レベルとなっており、熱中症の危険性が極めて高い状態です。体力に自信のある方も熱中症対策が欠かせません。
熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。やむを得ず炎天下で活動する場合は、定期的に涼しい場所で休憩をとり、のどが渇く前に、こまめに水分を補給してください。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。