
<レッズ2-5ドジャース>◇28日(日本時間29日)◇グレートアメリカンボールパーク
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が、故障を抱える2選手に頭を悩ませた。
この日はトミー・エドマン内野手(30)が、慢性的な右足首痛でスタメンを外れた。エドマンは5月にも右足首の炎症で負傷者リスト(IL)入りしており、今月上旬には右足の小指を骨折していることが明らかになった。エドマンは27日(同28日)のレッドソックス戦にも出場していた。
ロバーツ監督は「今は日々、様子を見るという感じ。今夜は守備に就けそうになかった。(6回)1アウト満塁でキムの代打として打たせたかったですが、守備に就けないということで見送りました。明日出場できるかは、トレーナーたちの判断を聞きます。ただ今夜みたいに代打でも出場せず、守備でも3イニング守れないことは良いことではない」と渋い表情だった。
キム・へソン内野手(26)も、左肩の痛みを抱えながらの出場。ロバーツ監督は「彼も頑張ってプレーはしてくれています。本人は言い訳にはしないでしょうけど…。バッティングの内容を見ても、彼本来の姿ではありません」と話した。同監督は有望株のアレックス・フリーランド内野手(23)が合流することを明言。ロースターに入れるかは未定としたが、エドマンかキムのどちらかを負傷者リスト(IL)へ移行させる可能性がある。ロバーツ監督は「微妙なライン。選手たちはもちろん『プレーできる』と感じていますし、それは素晴らしい。でもそれがチームの足を引っ張っていないか、無理をさせすぎていないか、最終的な判断は球団とトレーナーがしなければいけない」と話した。
フリーランドはセントラルフロリダ大から2022年ドラフト3巡目でドジャース入り。両打ちでパワーとスピードを兼ね備え、主に遊撃と三塁を守り、守備能力の評価も高い。今季は傘下3Aオクラホマシティーで94試合に出場し打率2割5分3厘、12本塁打、26二塁打、71打点、17盗塁をマーク。MLB公式の有望株ランキングで球団3位に格付けされている。