きょう10日(月)の関東は、各地で猛烈な暑さに。予想最高気温は、熊谷で37℃、前橋で36℃と体温並み。東京都心も35℃と、今年初めての猛暑日になりそう。万全な熱中症対策を。また、午後は局地的に雷を伴った激しい雨が降るため、天気の急な変化に注意が必要。
●各地で猛烈な暑さ
きょう10日(月)の関東は、すでに気温が30℃を超えている所が多く、東京都心も午前9時30分までに32.5℃まで上がっています。
日中の予想最高気温は、熊谷37℃、前橋36℃など、猛烈な暑さの所が多いでしょう。東京都心と横浜は35℃の予想で、今年初めての猛暑日(最高気温が35℃以上)となりそうです。
東京都、茨城県、埼玉県、千葉県には「熱中症警戒アラート」が発表されていて、熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されます。外出はなるべく避け、室内をエアコン等で涼しい環境にして過ごしてください。
●熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にならないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。
●午後は急な雷雨・竜巻・ひょうに注意
関東では、暖かく湿った空気の流れ込みと、日中の気温の上昇に伴い、午後は大気の状態が非常に不安定となる見込みです。きょう10日(月)15時の発雷確率をみますと、栃木県や茨城県、埼玉県などで発雷確率が80%以上(赤色)の所が多く、所々で90%以上(紫色)となっています。
午後は、内陸部を中心に、所々で雷を伴った激しい雨が降り、竜巻などの激しい突風が吹いたり、雹(ひょう)が降る所もあるでしょう。天気の急な変化にご注意ください。通勤・通学のお帰りの時間に重なる所もありますので、お出かけの際は雨具をお持ちください。
●急な雷雨など 天気急変の前兆とは
急な雷雨や竜巻などの激しい突風など、天気急変の前兆となる現象には、大きく次の3つが挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
局地的な大雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、急な強い雨のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのもの、天気急変のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。雹(ひょう)の降る恐れもありますので、農作物やビニールハウスなど農業施設の管理にもご注意ください。