梅雨前線は、このあとも北陸付近に停滞し、11日にかけて総雨量が多くなるでしょう。自治体や気象台から発表される情報には十分注意して下さい。
●「大雨警戒期間」更に延長
このあとも、局地的に1時間に30ミリ以上の激しい雨が断続的に降るでしょう。浸水害や総雨量が多くなることに起因する土砂災害には要警戒です。短時間で状況が急激に悪化することも考えられます。雨の降り方や自治体・気象台等から発表される情報等には十分注意して下さい。
●わずか2~3日程度で7月1か月分を超える降水量 災害リスク高まる
北陸4地点の7月1か月の降水量平年値は、福井が239.8ミリ、金沢が233.4ミリ、富山が245.6ミリ、新潟が222.3ミリ。このあとも、梅雨前線は、11日頃にかけて北陸付近に停滞し、降り始めからの総雨量が300ミリ前後に達する所もある見込みです。災害リスクが急激に高まるおそれもあり、「危険な所には近づかず安全な所で過ごす」ようにして下さい。
●9日にかけて 大気の状態が非常に不安定
梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、北陸地方では大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうによる農作物や農業設備等への被害には十分注意してください。