きょう17日は、各地で厳しい暑さとなり、全国300地点近くで真夏日となりました。特に東海の内陸では猛暑日に迫る暑さになった所も。あす18日も厳しい暑さの続く所が多く、熱中症に厳重な警戒が必要です。
●真夏日300地点迫る 愛知県や岐阜県で猛暑日迫る暑さも
きょう17日は、強い日差しと上空の暖気の影響で、各地で厳しい暑さとなりました。北海道~九州、沖縄まで広い範囲で最高気温30℃以上の真夏日となり、全国288地点で真夏日となりました。
最高気温は、愛知県豊田市で34.2℃(きょう全国トップ)、岐阜県多治見市と揖斐川町で34.0℃など猛暑日に迫る暑さに。このほか東京都心は30.9℃(2日連続の真夏日)、帯広市や神戸市、和歌山市、松江市などで今年初の真夏日となりました。
※真夏日地点数、最高気温は午後4時までの値
●あす18日も気温高く 関東は「猛暑日」予想も
あす18日は、本州付近に更に暖気が強まる見込みで、きょう17日以上に暑くなる所があるでしょう。特に関東は暑く、内陸部では最高気温35℃以上の「猛暑日」の予想される所があります。
そのほか東北~中国、四国にかけても30℃くらいの所がほとんどで、気温の高い状態が続く見込みです。日差しの減る九州はきょうほど気温が上がらないものの、湿度が高く、かなり蒸し暑いでしょう。
一方、暖気が抜ける北海道はきょうより大幅に下がり、暑さが和らぎそうです。
●熱中症情報 関東や沖縄で「厳重警戒」 気温だけでなく湿度も影響
熱中症の危険性は、気温だけでなく湿度も大きく影響してきます。
あす18日の熱中症情報では、関東と沖縄「厳重警戒」となっています。関東は特に気温が上がるので危険性が高まります。沖縄は関東より気温が低い予想ですが、熱中症の危険性が高い理由は、湿度の高さが影響していると考えられます。
そのほか東北~九州北部の広い範囲で「警戒」レベルです。一方、気温が大幅に下がる北海道は札幌市などで「ほぼ安全」となっています。
●車の中は特に暑い 車移動の際は温度管理に注意
日曜日は車で出かける方も多いと思います。車の中は特に暑くなりやすいので、温度管理に注意が必要です。車内温度を効率的に下げる方法を紹介します。
車内温度が55℃と高温になった駐車車両の車内温度を下げるための方法を複数試したところ、最も早く温度が下がったのは「窓を全開にして車のエアコン(オート)を外気温導入、温度設定をLo(最低)にして走行し、2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行する方法」でした。この方法では5分後の車内温度が28℃になりました。
上の画像のように、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的に車内を涼しくする方法と考えられます。