北海道付近は、この時期としてはやや強い寒気が上空に流れ込み、大気の状態は不安定となる見込みです。
●今日(9日) にわか雨の所も
北海道付近は、夜にかけて間宮海峡付近に進む低気圧を含む気圧の谷の中に入り、上空にはこの時期としてはやや強い寒気が流れ込む見込みです。道東で割合晴れ間の出る所が多い他は全般に雲に覆われ、道北や道央を中心ににわか雨となる所があるでしょう。局地的に雷を伴って一時的でもざっと降るような所もある見込みです。外出の際は雨具のご用意をお勧めします。なお、道東方面を中心に風がやや強く吹くでしょう。天気の急変や強風に注意して下さい。
●明日(10日) 日中は引き続きにわか雨に注意 雪の可能性も
明日(10日)の北海道付近は引き続き気圧の谷の中で、上空の寒気は今日(9日)よりやや強まって大気の状態は不安定となるでしょう。太平洋側で晴れ間がある他は雲が広がりやすくなり、日本海側北部やオホーツク海側を中心ににわか雨の所がある見込みです。今日よりも広い範囲で雨となる恐れがあります。札幌周辺でも日中に一時雨となる可能性があるため、外出の際は雨具があると安心です。なお、道北の峠や山間部などでは雪となる恐れもあります。峠越えなどの際は冬タイヤを装着の上、より安全な運転が必要となりそうです。
●屋外で雷に遭遇した際は
屋外で雷の音が聞こえてきた場合は、木の下などでの雨宿りは危険です。電柱や煙突、鉄塔、建物など、高い物体から4m以上離れて下さい。そのほか、グランドやゴルフ場、屋外プール、堤防や砂浜、海上などの開けた場所や、山頂や尾根などの高い所などは、人に落雷しやすくなります。できるだけ早く、安全な空間への避難が必要となります。
鉄筋コンクリート建築や車の中、バス、列車の内部は安全な空間と言えます。木造建築も基本的には安全ですが、全ての電気器具、天井・壁から1m以上離れれば更に安全と言われています。