今日(29日)の北海道は、雲の広がっている所が多くなっていますが、昼頃にかけては雨具の出番のない地域がほとんどとなっています。しかし、今夜から明日にかけては雨や風の強まる所が多くなりそうです。どの地域でどのくらい降るのか、回復はいつになるのかなど、詳しく解説します。
●明日にかけて荒れた天気の恐れ
今日(29日)の北海道付近は、夜から次第に前線が近づき、明日にかけて通過するでしょう。
今夜には道北や道央、道南方面など、北海道の西半分で雨の降り出す所が多く、日付が変わる前後には道東方面でも雨が降りやすくなるでしょう。明日(30日)の朝にかけては全道各地で断続的に雨となり、道南方面や道東を中心に降り方が強まり、風も強まって横なぐりの雨となることもありそうです。今夜から明日にかけて降る雨の量は、日高山脈周辺など多い所で50ミリから80ミリくらいと、まとまった雨の量となる恐れがあります。
山間部ではまだ雪も残っているため、なだれが発生したり、雪解け水が加わって土砂災害が起こる可能性があります。峠越えの際などは十分に注意してください。
なお、石北峠など標高の高い峠の一部では、雪のまじることもありますが、道路にしっかりと積もるほどではない見込みです。
●天気の回復はいつ?
本格的な回復、とまではいかないですが、雨がやむタイミングは早い所が多くなりそうです。
明日(30日)は、道央や道南方面では朝までで雨はやみ、道北や道東方面でも昼前後には雨雲が抜けるでしょう。道北の一部では、午後も局地的に雨の降る時間がありますが、降り方は弱い見込みです。その他の地域では、午後は時折晴れ間の出る所が多く、お花見などの外出にもまずまずの日和となるでしょう。なお、風の強い状態は午後も続くため、日差しが戻っても強風には十分注意してください。