低気圧や前線の影響で、西日本や東海の太平洋側で雨が強まっています。所々で非常に激しい雨や激しい雨が降り、3月として記録的な大雨となっている所も。関東も午後は雨が強まり、本降りの雨になりそうです。
●太平洋側で非常に激しい雨 3月として観測史上1位の大雨も
きょう23日は、低気圧や前線に向かってかなり暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定です。
けさは、九州や四国を中心に活発な雨雲がかかり、所々で1時間50ミリ以上の非常に激しい雨や、1時間30ミリ以上の激しい雨を観測しました。
1時間降水量は、高知県須崎市で54.5ミリ(午前7時8分まで)、四万十市中村で40.0ミリ(午前5時40分)を観測し、いずれも3月の観測史上1位の値を更新しました。
また、3時間降水量が高知県須崎市で114.5ミリ(午前8時20分まで)、徳島県上勝町福原旭で57.5ミリ(午前10時まで)と、こちらも3月の観測史上1位の大雨となっています。
紀伊半島でも雨が強まっていて、尾鷲市では午前10時前に1時間41.0ミリの激しい雨が降りました。
●四国や近畿、東海の太平洋側 午後も局地的に激しい雨や雷雨
きょう23日、九州の雨はやんできましたが、四国の太平洋側は、昼過ぎにかけて局地的に激しい雨や非常に激しい雨が降るでしょう。
大雨の降った所では、地盤がゆるんでいますので、土砂災害などに注意が必要です。
近畿や東海は、午後も激しい雨や雷雨のおそれがあります。また、活発な雨雲の下では、落雷や竜巻などの突風が吹くおそれがあります。屋外で活動中に雷が鳴ったら、安全な屋内に移動するなど、十分ご注意ください。
●関東も昼過ぎから本降りの雨に 帰宅時間帯も雨強まる
関東は雨が弱まっている所も、昼過ぎから雨の降り方が強まりそうです。
雨がザっと強く降ったり、雷が鳴ったりすることもあるでしょう。傘をさしていても、足元が濡れてしまうような雨になりますので、丈夫な傘をもって、足元に気をつけてお出かけください。
帰宅時間にあたる夜も、局地的に雨が強まりそうです。南風も強まるため、車を運転される場合は、ハンドルをとられないようにご注意ください。