昨日(25日)、札幌管区気象台から発表された3か月予報によると、平均気温や降水量は、ほぼ平年並みの見込みです。また、日本海側の降雪量は平年並みとなりそうですが、局地的な大雪にはこの冬も注意が必要です。
●月別の天候は
11月は、日本海側やオホーツク海側で曇りや雪、雨の日が多く、太平洋側で晴れる日が多くなりそうです。12月や1月も、日本海側やオホーツク海側で曇りや雪の日が多く、太平洋側では晴れる日が多い見込みです。気温はほぼ平年並みとなりそうです。日本海側の降雪量はほぼ平年並みですが、昨シーズンの札幌のようなドカ雪の可能性も否定できません。
●続くラニーニャ、ドカ雪の可能性も
この冬もラニーニャ現象が続く可能性が高く、その影響で上空の偏西風が日本付近で南に蛇行する見込みです。そのため、北太平洋北部を東西に広く覆うアリューシャン低気圧が北海道に近い西側で強くなり、北日本では低気圧の影響を受けやすい時期があると見られるからです。発達した低気圧が北海道付近を通過する際には、日本海側だけでなく、広い範囲で局地的なドカ雪となる日もあるかもしれません。
●あると安心、雪と寒さ対策グッズ
実は、ドカ雪の印象の強い昨冬の札幌は、降雪量自体はほぼ平年並みでした。ただ、12月17日に50センチ、2月5日から6日にかけては61センチの雪が降るなど、短い期間に大雪が降りました。そのため、除雪や排雪が間に合わなくなり、積雪が多くなって、道路が渋滞する、公共交通機関が運休するなどの影響がありました。
大雪の予測は非常に難しいため、万が一の大雪災害に備えて、除雪道具や停電時でも使える暖房など準備をしておくとよいでしょう。
