8月最後の週末、関東の天気で気を付けるべきことは「雨や雷雨」と「蒸し暑さ」です。26日金曜は、局地的に「激しい雨」が降り、雷雲が発達するでしょう。土日も、雨の降る所があり、蒸し暑さが続きますので、急な雨だけでなく、熱中症にも、ご注意ください。
●26日金曜 局地的に「激しい雨」や「雷雨」
関東では、26日金曜は、雲が広がりやすいでしょう。北部を中心に、次第に雨雲に変わりそうです。
そこでポイントが2つ。1つは、「25日木曜よりも、大気の状態が不安定になること」です。
夕方以降は、北部や内陸部を中心に、雨雲が発達しやすく、局地的に「激しい雨」が降るでしょう。激しい雨とは、バケツをひっくり返したように降る雨で、道路が川のようになるくらいです。
また、都心など、南部の平野部でも、25日金曜より、発雷確率が高くなるでしょう。雷雲が発達しやすくなりますので、急に雨がザッと降ったり、落雷や突風が発生したりするおそれがあります。天気の急な変化に、注意が必要です。
●局地的な大雨が発生 街中の危険個所は
局地的な大雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。
①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。
●26日金曜 熱中症は「危険」レベルの所も
26日金曜の関東、もう1つのポイントは「蒸し暑さ」です。
日差しが少なくても、南風が吹くため、最高気温は、25日木曜より高いでしょう。30℃前後の所が多く、さらに湿度も高いので、蒸し暑く感じられそうです。湿度が高いことも、熱中症を引き起こす原因の一つです。
熱中症情報を見ますと、東京・横浜・銚子では、一番上のレベルの「危険」、水戸・熊谷・前橋は「厳重警戒」となっています。8月も残り少ないですが、まだまだ万全な熱中症対策を、心がけてください。
●土日の天気 急な雨と暑さに注意
そして、関東は、8月最後の土日も、あちらこちらで雨が降るでしょう。
内陸部は、土日とも傘マークです。沿岸部は、日の差す所もありますが、天気が変わりやすいでしょう。傘マークがなくても、雨の降ることがありますので、お出かけには、念のために雨具をご用意ください。
最高気温は、30℃前後の所が多く、湿度の高い状態も続くでしょう。8月最後の土日も、まだ蒸し暑くなりそうです。
さらに、昼間が蒸し暑いだけではありません。最低気温は、東京や横浜など、25℃以上で、熱帯夜の続く所もあるでしょう。夜も気温が高いままだと、なかなか疲れが取れません。夏の疲れが溜まる頃ですので、できるだけ涼しくして、体調を崩さないよう、ご注意ください。