きょう23日は、前線が通過する北日本は雨や風が強まり、局地的に激しい雨。東日本、西日本も、所々でにわか雨や雷雨がありそう。
●北日本で雨や風が強まる
きょう23日は、低気圧がサハリン付近を発達しながら北東に進むでしょう。暖かく湿った空気が流れ込むため、全国的に大気の状態が不安定となり、雨雲が発達しやすい状態になりそうです。
北海道や東北北部は、日本海側を中心に雨や風が強まるでしょう。北海道は夕方にかけて、東北北部は昼過ぎにかけて、雷を伴って激しい雨が降りそうです。また沿岸部を中心に、風に向かって歩けないくらいの強い南風が吹いて、横なぐりの雨になる所もあるでしょう。交通機関に影響が出る可能性もあります。
東北南部から九州にかけては、晴れ間が出ますが、急な雨や雷雨に注意が必要です。激しい雨が降る所もあるでしょう。
三重県ではすでに大雨になっている所があり、尾鷲市では午前0時20分までの12時間降水量は、201.5ミリ(平年8月ひと月分の約5割の雨量)でした。同じような場所で雨が続くおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水などにご注意ください。
●予想降水量・風の予想
【24時間降水量】あす24日午前6時まで(多い所)
北海道 日本海側 100ミリ
北海道 太平洋側 80ミリ
北海道 オホーツク海側 60ミリ
【最大風速(最大瞬間風速)】きょう23日
日本海側北部 18メートル(30メートル)
北海道の日本海側と太平洋側西部では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。日本海側北部では昼前から昼過ぎにかけて、強風にも十分注意が必要です。
また低気圧の発達や前線の活動の程度によっては、警報級の大雨や暴風となる可能性があります。最新の情報を確認してください。
●最新の情報 どこを見たら 何がわかる?
最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。
①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。
