けさ(11日)にかけては、沖縄から奄美を中心に雨の降り方が強まりました。屋久島では1時間に50.0ミリの非常に激しい雨を観測。奄美は1時間に40ミリを超える激しい雨の降った所も。落雷や突風にも注意が必要です。
●屋久島で非常に激しい雨 九州はどしゃ降りに
沖縄から奄美周辺では、きょう11日未明から朝にかけて、発達した雨雲が次々とかかっています。
1時間降水量は、屋久島町小瀬田で50.0ミリ(午前7時19分まで)と、非常に激しい雨を観測しました。滝のような雨の降り方で、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒が必要です。
また、奄美市笠利では46.0ミリ(午前6時7分まで)、奄美大島の古仁屋では39.0ミリ(午前6時16分まで)と激しい雨が降りました。傘が差せないほどで、アッという間に道路が川のようになる雨の降り方です。
九州北部や九州南部でも雨脚が強まっていて、福岡県飯塚市では1時間降水量が27.0ミリ(午前3時19分まで)と、どしゃ降りの雨になりました。
●雨の範囲は東へ 関東などで激しい雨
このあと、雨の範囲は次第に東へ広がるでしょう。近畿や東海、北陸は昼頃から、関東も夜は広い範囲で雨が降りそうです。山沿いを中心に雷を伴って激しい雨の降る所があるため、空模様の変化にご注意ください。また発達した積乱雲の下では、落雷や竜巻などの突風、ヒョウが降るおそれもあります。
