雨が止んだあとは黄砂に注意が必要です。今夜(17日)から明日(18日)にかけて黄砂が飛来するでしょう。
●黄砂飛来か
上の気象衛星の画像を見ると、黄海から日本海にかけて、黄砂とみられる赤茶色の帯が広く延びているのが分かります。昨日16日は中国や朝鮮半島で、きょう17日は朝鮮半島の所々で黄砂が観測されています。
一方、日本列島は、きょう17日は、低気圧や前線に伴う白く輝く発達した雲に覆われており、全国的に雨が降っています。
午後になると、西からゆっくり天気は回復に向かい、この雨がやんだあと、黄砂が飛来するでしょう。
九州や中国、四国では今夜から明日18日にかけて、黄砂が飛来するでしょう。近畿から関東でも明日18日はうっすらと黄砂が飛来する可能性があります。
黄砂が飛来すると、自動車や洗濯物に黄砂などが付着し、汚れることがあります。明日18日は九州から関東では天気が回復しますが、洗濯物は室内に干したり、外出はマスクに加えて、メガネを着用したりするなど対策をすると安心です。
●黄砂とは
黄砂現象とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から、強風により大気中に舞い上がった砂や塵が浮遊しつつ降下する現象です。黄砂は砂漠域で強風が発生すること、地表面が砂や塵を巻き上げる状態であることが重なると発生しやすいとされています。日本にまで届くような黄砂は、低気圧の南側の強風域で巻き上げられることが多く、日本では春に観測されることが多くなっています。