5月は九州各地で気温が平年より高く、暑い日が目立ちました。月平均気温(30日まで)は平年より1度ほど高い所が多く、記録的な暑さの所があります。6月も九州は気温が平年よりも高く、蒸し暑い日が多いでしょう。熱中症などに引き続きご注意ください。
●5月の気温 記録的な高さ
5月の九州は南から張り出す高気圧の勢力が強く、中国大陸や東シナ海から熱い空気が流れ込んできました。5月の月平均気温(30日まで)は、九州は平年より1度前後高くなっています。長崎市は20.4度で、現時点で5月としては観測史上3番目に高い気温になっています。福岡市は20.7度、鹿児島市は21.7度と、それぞれ5月としては観測史上4番目に高い気温になっています。
また、福岡市は5月15日~17日の3日間、最高気温が30度以上の真夏日が続き、1890年の観測開始以来、5月としては初めて真夏日が3日間続きました。
●九州 6月も高温傾向つづく
九州は、あす(1日)は北から乾いた空気が入るため、比較的からりとした暑さですが、週末は高気圧の周辺部となり、日差しの強さのほかに蒸し暑さも加わってくるでしょう。
6月の気温は、九州は全般に平年より高く、例年よりも蒸し暑い日が多いでしょう。こまめに水分を補給するなど熱中症対策を十分に行い、体調管理にも気をつけましょう。