道内の多くの子供たちにとって夏休み最後となる週末は、行楽日和となる所が多そうです。今年最後の海水浴に出かける方も多いと思いますが、この時期の北海道の海水浴は注意が必要です。
お盆の頃は海に入るな、との言い伝えがあります。
あの世から帰ってきた霊が、帰る時に生きてる人を連れて行くから、との理由です。
もちろん迷信ですが、実際この時期の海水浴はいくつかの注意が必要です。
1、クラゲが発生し、刺される危険がある。
2、海水浴場が閉鎖され、監視員がいなくなり何かあったときに危険。
3、台風がある場合などはそこから発生する高い波がうねり(土用波)となって沿岸に打ち寄せる。
4、海水が冷たいと、筋肉のけいれんなどにより怪我や事故の危険が増える。
これらの理由から、昔の人はこの時期にはもう海水浴をしてはいけない、と子供たちに教えていたのかもしれません。
●北海道の海水浴事情
さて、海水浴の際、特に北海道で注意しなければならないのは4つめの、海水が冷たすぎることです。
海水浴の海水の適温は大人で23度、子供で25度と言われています。
北海道周辺の海水温は8月下旬頃が年間で最も高くなります。
しかし海水浴に適した水温になるのは、道南の一部のみに限られます。
このため海水浴の際はいくつか注意が必要です。
しっかり準備運動をし、少しずつ体を水に慣らしましょう。
長く入らないで時折上がって休みましょう。
タオルを羽織ったり、暖をとるなどして体を冷やさないことが大切です。
●この週末は
土曜日は道東方面は雲が広がりやすいですが、その他の地方は日中は晴れ間や日ざしがあるでしょう。
日曜日は道東方面も日差しが戻り、全道的にも晴れる所が多くなりそうです。
気温は土曜日、日曜日共に平年並みで、内陸などでは25度前後まで上がりそうです。
行楽日和となる所が多く、この夏最後の海水浴に出かけるにもよさそうです。
ただ、事故などないよう無理をしないで、楽しい夏の思い出づくりをして下さい。