現在、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になっており、風が強く吹いている所が多くなっています。
●北海道では非常に強い風も
きょう、午後2時までに観測された最大瞬間風速は
北海道日高地方えりも岬では30.1m/sと非常に強い風を観測しました。これは、何かにつかまっていないと立っていられないような強さで、車は通常の速度で運転することが困難になるような強さです。このほかにも、
檜山地方江差で27.0m/s、渡島地方松前で24.1m/sと強い風の観測されている所もあります。
北海道では雪の降っている所も多く、ふぶいて見通しが悪くなっています。
北海道の日本海側ではこのあとも夜のはじめ頃にかけて、雪を伴って非常に強い風が吹きそうです。暴風だけでなく、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒してください。
●東北から関東、北陸にかけても強風
北海道以外でも、
青森県八戸で29.7m/s、栃木県奥日光で27.5m/s、山形県飛島で27.2m/s、新潟県寺泊27.2m/sなど、東北や関東、北陸では、瞬間的に20m/s以上、風に向かって歩けなくなり転倒する人が出るような強い風の吹いている所が多くなっています。
これらの地域では、東北と北陸は夕方にかけて、関東は夜のはじめ頃まで強い風にご注意ください。また、空気の乾燥している所も多くなってきましたから、火の取り扱いはこのあとも十分な注意が必要です。