
遊撃でノックを受けていた西武斎藤大翔内野手(19)は左手のみでゴロをすくうと、右手に握り変えたことを一切感じさせず、二塁ベースカバーにふわっとトスを上げた。
まるで手品のような動きながら、今の課題は守備だという。「1つ1つのプレーは、自分なりに持ってるものはあると思うんですけど、悪いプレーが出る確率もまだ高いので」とひたすら打球をさばく。19日、ベルーナドームでの練習でも遊撃で、その後は二塁でみっちりノックを受けた。
左太もも裏の肉離れで、シーズンの最後は2軍実戦にも出場できず。上半身コンディション不良の福尾、下半身コンディション不良の佐藤太とともに、ここまでフェニックス・リーグには参加できず、所沢で強度を上げてきた。
24年ドラフト1位で金沢(石川)から入団した遊撃手は、プロ1年目の最後に1軍初安打もマークしたが、プロ2年目の今季は1軍出場なし。2軍でも成績が伸びず、3軍戦への出場もあった。「今年はエラーしたり打てないのが続いたり、うまくいかなかった時に周りの目が少し気になってしまったというか…ミスを考えすぎちゃうところもあったので、そこが反省点です」と課題を自覚はしている。
その間に、1年後輩のルーキー横田蒼和内野手(18)が2軍で首位打者を獲得した。斎藤大も「タイプは違うんですけど、でも焦る部分はありましたね」と明かす。ドラ1遊撃手だからこその経験もあった。「自分、高校の時まで、自分よりうまい後輩ってなかなかいなかったので。横田はそこでも初めての感覚でした」と振り返る。
とにかく成功体験を重ねて、堂々と成長していきたい19歳の秋。肉離れはもうすっかり良くなり、近日中にもフェニックス・リーグに合流することができそうだ。【金子真仁】
