
阪神は19日、佐藤輝明内野手(27)のポスティングシステムを利用した米移籍を容認すると発表した。
この発表を受け、佐藤は広報を通じて「この度、自分の思いを尊重していただいた球団に、感謝しています。タイガースでプレーする中で、チームメートと過ごした日々は本当に楽しかったですし、ファンの皆様の温かいご声援にも、心から感謝しています。これからも応援よろしくお願いします」とコメントした。
この日、嶌村聡球団本部長(59)が会見に応じ「阪神タイガースは当球団所属佐藤輝明選手がかねて希望していました来シーズンからのMLBへの挑戦を後押しすることといたします。つまり球団が今後のポスティング移籍を容認することにいたしました」と説明していた。
今季の佐藤はランディ・バース以来球団40年ぶりの三冠王を獲得し、リーグ連覇に大きく貢献。さらに20年ドラフト1位で入団してから、在籍した6年間で優勝3度、日本一1度。これまでの実績と貢献度から総合的に判断し、球団は佐藤の夢を後押しすることを決めた。
佐藤が初めてメジャーへの移籍希望を伝えたのは、24年12月の契約更改だった。「自分の中で思いが固まったというか、明確に目標として立てたいと思った」と明かしたが、佐藤の海外FA権の取得は最短29年オフ。ポスティングでの移籍は容認するかどうかは球団側が主導権を握っており、昨オフの契約交渉の場でも話し合いを行っていた。
今季全試合出場を果たし、打率3割6厘、39本塁打、106打点で球団日本人初の三冠王を獲得。勝利打点は20度を数え、阪神の不動の4番としてだけでなく、プロ野球の顔となった。虎を牽引(けんいん)した主砲。長年の夢への扉が開いた。
