
<セ・CSファーストステージ:巨人1-2DeNA>◇第1戦◇10日◇東京ドーム
DeNA度会隆輝外野手(24)が値千金の決勝ソロを放ち、チームを勝利に導いた。
同点で迎えた9回、巨人の守護神マルティネスから右中間席へ、試合を決める1発。プロ3年目でのCS初アーチだった。2位巨人との「2026 JERA クライマックスシリーズ セ」のファーストステージ第1戦(東京ドーム)を白星で飾り、3位からの下克上に向けて好スタート。阪神とのファイナルステージ(甲子園)進出に王手をかけた。
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本能のままに振り抜いた。同点の9回1死、度会がカウント3-1から、巨人マルティネスの152キロの高め直球を捉えた。打球が右中間スタンドギリギリに飛び込むと、敵地に一瞬、静寂が訪れた。二塁を踏み、右拳を掲げると、DeNAファンからは大歓声。「酸欠になりました。喜びすぎて。ベンチで盛り上がりすぎて、ふらついてました」と、大興奮でチームメートと喜びを分かちあった。
先輩の言葉が「らしさ」を呼び覚ましてくれた。相手先発の井上を前に、3打数無安打。ベンチで戸柱に助言を求めた。「隆輝、今日なんか気負ってるぞ。自分らしく、本能でいってこい」。決して甘いコースではなかったが、「体が反応してくれた」と、本能で速球を仕留めた。ベンチに戻ると同学年の古市に頭をなでられながら、戸柱にハグ。お立ち台でも感謝の言葉を口にした。
勝利を呼び込む1発は、自身初となるCSでの本塁打だった。3年目の今季は初めて規定打席に到達するなど、チーム最多の134試合に出場した。決戦の前には「試合にたくさん出させていただいている分、自覚と覚悟と責任は持っていなければ、だめだと思う」と決意。CS初スタメンで結果を残し、相川監督からは「こういう舞台は得意というか、期待できる選手」とたたえられた。
チームは大事な初戦を制し、阪神とのファイナルステージ進出に王手をかけた。「チーム全員、何が何でもCSを勝ち進んで、日本一になると心に思っている。まだ試合は続くので、僕もしっかりとチームに貢献できるように全力プレーで頑張りたい」。下克上の幕開けにふさわしい、勝負強さを発揮した豪快なアーチ。ハマの一番星の輝きは増すばかりだ。【山本佳央】
