
色を染めてくれ-。巨人橋上英樹監督代行(60)は東京ドームで開かれたCSファーストステージの前日会見で、対戦相手の印象を問われて言った。「ひと言で言うと、安定のタイガース、勢いのDeNAベイスターズ」。端的にまとめたが、その先のベクトルを自軍に向けた。「わがチームは今後どのような色になっていくかが、まだはっきり出ていないのが現状のチームの特徴だと思います。無色というか、無形と言いますか」。
レギュラーシーズン143試合。最終戦まで阪神と優勝争いを繰り広げた。それでも、まだ「チームカラー」は見えない。その見解を隠さずに、伝えた。もちろん、そこには期待がこもる。誰が色をつけるのか。短期決戦ゆえに、ラッキーボーイの出現も待たれる。若手を積極起用してきたチーム。キーマンを聞かれても、特定の名前は挙げず、「期待の話になりますけれども、ゲーム展開でそれぞれの場面で精いっぱいやってもらうことが大事」と見据えた。
24、25年といずれもCSで敗れたDeNAを本拠地に迎える。その先には阪神が待つ。「緊張感の中にでも充実感を強く感じながら、まずはやってもらいたい。結果は後から付いてくるぐらいの感覚でいってもらえれば。特に若い選手が多いですから」。戦い終えた時、チームは何色に見えるのか。楽しみにしながら、背中を押す。【阿部健吾】
◆CSファーストステージの主なルール シーズン2位と3位が3試合制で対戦し、勝利数の多い球団がファイナルステージに進出。引き分けを除いた勝利数が同じ場合は2位球団が勝者となる。球場は2位のホーム。延長は12回まで。12回終了後、同点は引き分け。12回表終了時や12回裏の攻撃中に後攻のステージ勝ち上がりが確定した場合、その時点で終了となる。予告先発を採用。
