
<楽天6-0オリックス>◇3日◇楽天モバイル最強パーク
楽天一筋18年で球団初となる13年のリーグ優勝、日本一を知る辛島航投手(35)が引退試合を迎え、現役最後のアウトを奪った。スタンドから「辛島コール」を送られ、初回にオリックス1番西川と対戦。4球目スライダーで左飛に抑えた。交代を告げられ、万雷の拍手を浴びベンチに引き揚げた。「ファンの皆さんの声援がすごかった。めちゃくちゃうれしかった。ストライクが入って良かった。ありがとうございました」と感慨を込めた。
試合前には引退会見に臨んだ。「今は本当にやりきった気持ちです。素晴らしい野球人生だった」と心境を明かした。特に13年は最も印象に残るシーズンだった。「けがで出遅れて、優勝に向かう一番いい時期に1軍に合流して、そこからは全部、素晴らしい経験だったんですが、特に一番を決めるのであれば、日本シリーズの1試合だと思う」。第5戦で5回1安打無失点と好投し勝利に貢献。今でも忘れられない一戦だ。
現役引退に際し、大切な人の顔が思い浮かんだ。「野球を教えてくれたのがじいちゃんだった。先月亡くなってしまったんですけど。一番は野球を教えてもらったじいちゃんに感謝したい」。目に涙を浮かべ、天国の祖父へ、ありがとうを伝えた。【山田愛斗】
